闇の花~2人の殺し屋~
もしかして今日のあれか?
告白断っただけで殺すとか…
俺はため息をついた。
「それで…冷さんはその依頼をどうしたんですか?」
ヒースの質問に俺はバッと顔をあげて冷さんを見た。
そうだ。もしかして俺…冷さんに殺される…?
「・・・・受けた--」
冷さんは真剣な目つきで俺を見た。
心がズンッ重くなる。
「…っていうわけないだろ。ちゃんと断ったさ」
そう言って冷さんは笑った。
ったく…。そういう心臓に悪い冗談はやめてほしいよ。
俺はホッと安心した。
「でだ。彼女は帰り際に俺に聞いたんだ。『他の殺し屋を知っていますか?』てな」
その言葉にまた俺に緊張が走る。
諦めてねーんだ…