闇の花~2人の殺し屋~
「山岸はいつもそう」
は?
月乃の言葉に俺は下げていた頭を起こした。
「『私には生きてほしい』とか『人を殺すな』とかそんなのばっかり!」
月乃の怒りが混じっている声が響く。
「どれだけ私の仕事を否定する気?」
別に…否定するつもりはない。
ただ…!
「山岸こそ、いつまでここに、闇にいるつもり?
あなたはの中の“闇”は消えた。もう心身“光”なのに…」
ゔっ
月乃の冷たい言葉が胸に突き刺さる。
――図星だった。
本当は心のどこかでわかっていたんだ。
前のように俺の心の中には“闇”が消えているということを。
は?
月乃の言葉に俺は下げていた頭を起こした。
「『私には生きてほしい』とか『人を殺すな』とかそんなのばっかり!」
月乃の怒りが混じっている声が響く。
「どれだけ私の仕事を否定する気?」
別に…否定するつもりはない。
ただ…!
「山岸こそ、いつまでここに、闇にいるつもり?
あなたはの中の“闇”は消えた。もう心身“光”なのに…」
ゔっ
月乃の冷たい言葉が胸に突き刺さる。
――図星だった。
本当は心のどこかでわかっていたんだ。
前のように俺の心の中には“闇”が消えているということを。