闇の花~2人の殺し屋~
男の名前は、氷河 冷(ヒョウガ レイ)
普段はバー『フリーズ』のオーナーだが裏の世界ではかなり有名な元殺し屋。
今は事情があるみたいで殺し屋をやめて仲介人をやっている。
私にいつも仕事を渡す、大事な相手。
冷さんは私の発言に満足そうに笑う。
「仕事はこれで完了だな。今回の報酬だ」
「ありがとう」
私は報酬を受け取って部屋を出た。
“ガチャッ”
家に帰っても部屋は真っ暗。
誰もいないから当たり前なんだけど。
私は一人暮らし。
両親はいるけど2人とも別々に海外にいる。
私の元には毎月、生活費だけが振り込まれているが今は報酬だけで生活している。
まぁ一人暮らしのほうが自由だからいいんだけどね。
私はベッドに寝転んだ。
今日の仕事もつまんなかったな…
元ヤクザって聞いたから少しは骨のある奴だと思ったのに。
そんなことを考えていたら、いつの間にか眠ってしまっていた--