闇の花~2人の殺し屋~
男女半々のクラス。
女子の一部はメイクバッチリだ。
すると1人の子と目があった。
えっ……
その瞬間、俺は固まってしまった。
だって、その子は・・・・
ヒースだったから。
なんでここに…?
てか高校生?!
予想外もいいところの現実に頭の中は少しパニクる。
ヒースは気づいたのか、すぐに目を逸らされたが俺はまだ見ていた。
そのせいで担任の先生の声が聞こえてなくて急いで挨拶をした。
それからはヒースのことしか頭になかった。
その夜、俺は行く予定のない場所に向かった。
「冷さん!!」
俺は『フリーズ』のドアを勢いよく開けた。
「ラック……いや、聖うるさい」
「冷さん、どういうことなんだよ!?なんで、あそこにヒースが…」
「私がなに?」
いきなり後ろから声が聞こえた。
振り返ってみるとヒースが立っていた。