闇の花~2人の殺し屋~


「……あっ!着いたぜ。仕事すっか」


そう言ってラックはそそくさと去って行った。





「・・・・そうね」



さっきのラックの顔…切なそうだった。



まぁ、この世界にいる以上言いたくないことの1つや2つはあるわよね。





それ以上のことは話さず予定通りに仕事をした。



















――――――――――……
――――――――……



俺がこの学校に赴任して数週間。



なんだか分からないが生徒にはメアドや家とかしつこく聞いてくるし
他の女の先生達も飲み会とか食事に誘ってくる。



ここは合コン会場かって感じ…





そして、やっとやすらぎの昼休みになった。





「あぁー!」




疲れた…


この仕事、初めてから体の調子が悪くなった気がするι












「大変そうね」



突然、あいつの声がして辺りを見渡すとヒースが柱にもたれて立っていた。





「ヒース!」


ついそう呼ぶと睨まれた。



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