闇の花~2人の殺し屋~
はぁっと息を吐いた。
「やっと書いたのね。かして。冷さんに私から渡しておくから」
私は手を差し出した。
これで正式に解消される。
そう思ったのに---
“ビリ…ビリビリビリッ…”
ラックは何も言わず、紙をビリビリに破いてしまった。
細かく破られた紙が風にのって飛んでいく。
「なっ、何をしているの?!」
せっかく書いたのに…
ラックはそれでも何も言わず、ただ私を見ている。
やっぱりこいつは、わからない。
「仕方ない。もう1度、冷さんに紙もらってくるから」
「その必要はない」
…は?
「やっと書いたのね。かして。冷さんに私から渡しておくから」
私は手を差し出した。
これで正式に解消される。
そう思ったのに---
“ビリ…ビリビリビリッ…”
ラックは何も言わず、紙をビリビリに破いてしまった。
細かく破られた紙が風にのって飛んでいく。
「なっ、何をしているの?!」
せっかく書いたのに…
ラックはそれでも何も言わず、ただ私を見ている。
やっぱりこいつは、わからない。
「仕方ない。もう1度、冷さんに紙もらってくるから」
「その必要はない」
…は?