闇の花~2人の殺し屋~
そう言って冷は酒を出して裏に行った。



バーにはライ1人。
















本気だった--



この世界(やみ)に入って
初めて見つけた大切な人。


一目見たときから、あいつの心の闇に一気に惹かれた。



嘘つきな俺だけど、あいつに対しては全てが真実だった。



邪険な態度なあいつだったけど嫌われてはいないと伝わっていた。



それと同時にわかっていたんだ。





月乃にとって必要なのは俺じゃないことを…





それでも俺はずっと見守っていた。




そんな俺だからラックを見たときすぐに分かった。












この2人には敵わない、と。













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