闇の花~2人の殺し屋~
冷は淡々とグラスを磨いていく。














「…ライこそ、これでよかったのか?」



「え?何が?」


ニコッと笑うライ。













「ヒースのこと。
本気で…好きだったんだろ?」











次は、ライの動きが止まった。




「だから…この3年間、陰ながらにヒースを見守り続けた」



「・・・・」



ライはポケットからタバコを取り出し火をつけた。














「いい…と言えば嘘になる。
でも…月乃が幸せになるんならそれが1番いい」


ライは寂しそうに笑う。




「…好きなだけ飲めよ。俺がおごってやる。
あと…酒仕込むから裏にいるな」


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