闇の花~2人の殺し屋~
「決行は今夜の10時。場所は紙に書いてある通り。
殺し方は…できれば残酷に殺してほしいらしいが特に要望はない」



「了解」


そう言って部屋のノブを握った。





「今宵も期待してるぞ。ヒース」


部屋を出た瞬間、微笑んだままの冷さんに言われた。







私はその言葉に何も言わず、ただ口角をあげた。







もちろん。ヘマはしない。


頭の中には、もうシナリオは出来あがっている。







私は指定された場所に向かった。

暗闇の道を突き進んでいく。





今回は要望も少なかったしそれほど気を使わずに済みそう…


それにしても…
私と同じ高校生なのに複数の人間から殺しを依頼されるなんて‥そうとうなのね。


まぁ人のことは言えないけど…











--そして指定場所についた。


時間は5分前。ぴったりね。








―『ピッ、・・・・ヒース。どうだ?』


耳につけている通信機に連絡がきた。




「今着きました。大丈夫です」


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