闇の花~2人の殺し屋~
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放課後に冷さんから連絡をもらい私は夜にお店に行った。
「よっ!ヒース」
奥の部屋に入るとすでにラックは来ていた。
「すっかり打ち解けたなー、お前ら」
冷さんが嬉しそうに笑う。
「そんなことない」
即座に否定してラックの隣に座った。
「今日、依頼が入った。その内容なんだが…」
冷さんは紙を見ながら気まずそうにしている。
この様子は・・・
「ターゲットは私達の周りの人間?」
私はストレートに聞いた。
まわりくどいのは嫌いだから。
「えっ…?」
ラックは驚いて私を見た。
「…フッ、さすがヒースだな。
そうだ。今回のターゲットはお前らの学校の生徒。
しかもヒースの隣のクラスの人間だ」
冷さんは私達に紙を渡してきた。
「名前は渡辺 佳代子。
住所は〇〇市○○の□□△―■だ」