たとえばこんなスクールライフ
車はゆっくりと、市街を抜けて坂道を登っていく。

天空宮市郊外。

少し小高くなった丘の上に、目的の建物はあります。

欧風建築の大きな建物。

まるでファンタジーに出てくる、お姫様の住んでいる王宮のようです。

その王宮めいた建物に隣接するように連なる、数多くの建造物。

丘そのものが、一つの街として形成されているように見えました。

天空宮市の郊外に、もう一つ小規模な街があるような、そんな印象。

あの街丸々一つが、学園都市だと言ったら信じてもらえるでしょうか。

下手な田舎町よりも、ずっと大きな建築群だというのに。

「ほら、見えてきたよ」

運転しながら下平さんが言います。

「あれが君が今日から通う、天空宮学園だ」

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