嘘つき③【-束縛-】

―――――――――――――…


夜風がのぼせた頭に染みる。


痛い。


心臓が痛い。


辛い、辛い。



なんで、あの人じゃなきゃ駄目だったんだろう。

優しさなんていらなかった。


もっと初めから突き放してくれたら良かった。なんて理不尽な責め方。



いつだって、冷たくて、優しい瞳にあたしは焦がれていたのに。



追いかけてくる筈のない暗い道は、



まるであたしの今そのもので、



切ない体事



消えてしまいたい。



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