天然彼女の愛し方(完全版)




『あ…あの子なら…
協力してくれた男共に預けたわよ…
“好きにしていい”って約束での協力だったから…』



ぼそぼそと強張った声で
自分達のたくらみを口に出す



俺はその女達の目の前まで歩み寄ると
右手を振り上げた




『廉っ!!』


颯太が止める声が聞こえた頃には
もうその手は振り下ろされていた…










バンッ


俺が叩いたのは
女の後ろの壁だった




「女だったことを感謝するんだな
…男だったら確実に原型が分からなくなるぐらい殴っていたほどのことをやったんだ」


女を殴ると後味が悪い

だからやらなかっただけだ





「言え
春華はどこだ」


声に抑揚が無いのは分かっている

女に拳をぶつけなかったとは言え、こんな冷ややかな声もぶつけてはいけないのも分かっている




それでも…


『…第2理科室って、言ってました』



…この狂気じみた感情を抑える方法が分からないんだ




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