天然彼女の愛し方(完全版)



「おい、てめぇら今
何言った?」



その俺の言葉に

騒いでいた周りのギャラリーが一瞬にして口を閉じた




『な…なにも…』

「嘘吐け
てめぇら春華をどうした?」



目の前の女は青ざめているが
そんなのは関係ない




『し、知らないってば』

『廉様!…私たちなにもしてませんよ!
“マジ死ね”なんて言ったの他の人かもしれないじゃないですか!』



「へぇ~、それ自分で言ったから覚えてんじゃないの?
俺“マジ死ね”なんて一言も口に出して無いんだけど」



この女、クロだ

自分から墓穴掘りやがった




『・・・・・・』



「教えてもらおうか、春華をどうした」


こんな顔
たぶん春華には向けられないと思う




こんな

嫉妬と不甲斐なさと怒りで歪んだ顔なんて…











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