天然彼女の愛し方(完全版)




『…俺達


別れよう』




守られていると分かっていても

零夜君の今日の言葉とか、そういうのから


いつか…いや、近い未来に

この言葉が来るとは思っていたから
心の準備は出来ていた





だから
言うべき言葉も考えてあった





「分かった、でも
幸せになってねなんて言わないよ」






私は
廉君が愛する人の隣で幸せならそれで幸せだなんて言えるほど出来た人間じゃない




だからせめて

いつまでも想うだけは許して欲しい






私の未来に廉君がいなくても
未来永劫、想い続ける自信がある




だって私

廉君が好きよりもっと大切だから




幼い恋だと笑われても
恋してしまったものは仕方がない


これが
自分の素直な気持ちなのだから…




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