必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》



突然すぎて何が何だか未だにどこから理解すればいいのかすら頭が真っ白になり理解出来ない。



・・でも、鈍い私だって、最悪な裏切りでフラれたんだって事くらいわかる。




健次とはーー
健次の猛アタックによって付き合い出した。


『24時間一緒にいたい』と言う健次の言葉に絆されて、付き合いだしてすぐに同棲を始めた。




喧嘩もいっぱいしたけど、その度にお互いを知れて絆が深まっていくように思えた。

だから、それなりに上手くいってるって思ってた。



先週、゙来月で付き合って二年になるから二人でお祝いしようね!"って話してたはずなのに・・・


健次だって、笑いながら『そうだな!』って言ってくれたよね?


あの言葉は嘘・・だったの?



だけどもうそれは過去の話。



“裏切られた”
これが今の状況であって、目を逸らしたくても、受け入れられなくても


紛れも無い事実




こんな最低な奴らなんかに涙を見られたくなくて。


何も考えたくなくて部屋を飛び出していた・・・―――




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