【短】君だけのヒロイン
あたしは樹くんの手を握った。
「一回しか言わないから、よく聞いててね?」
「ん?」
「あたしは、樹くんのこと…愛してる。」
「…うん」
「ずっと一緒にいてほしいの。もっともっと幸せを感じたい。樹くんがいなきゃ、幸せになれない。」
「……ふっ」
「ちょっ…何で笑うの!?」
人が真剣に話してるっていうのに!!
「ごめんごめん。大丈夫。心配しなくても、オレは由憂を手離したりしない。一生かけて、由憂を幸せにする。」
樹くんはそう言うと、静かにあたしの唇にキスをした。