病んでいても愛したい。
(二)
解離性同一性障害。
それから、派生たる色々の精神病を神楽は持っていた。
神楽の中には今現在七人の“人格”がいる。
多重人格とも言われる精神病。
弱かった神楽は。
現実が嫌いで、人間が嫌いで、世界が嫌い。
そうして一番嫌いなのは“自分”というそんな人。
自分が嫌いだから、憎いから、殺したいから、神楽は己を殺害する。
そんな人をよく私が愛せたなと思われるかもしれないが、私も自傷をする子だったから傷を持つ人は好きだった。
神楽ほどじゃない、痕すらも残らない小さな傷。
学生時代の過ちと、就職した時にまた人間破綻したときの自傷だ。
今になってはバイトとなり、前みたいなことにはならないし。
私には私よりも悲しい人がいたから、弱くなっちゃいけないと思った。