【完】アニキ、ときどきキス
「・・・らさん、北原さん」


「・・・・・・ん?」


誰かの呼ぶ声で体を起こす。

私の肩に触れる大きな手。


「新君」


見上げるとそこには新君の顔があった。


「あれ?私・・・・・・」


今の状況を理解しようと辺りを見回す。

私の隣にはスヤスヤと眠る遥。


えーっと・・・遥を送ってきて、話しを聞いて・・・・・・


「寝ちゃってた?」


新君が呆れたように笑う。


「みたい・・・ごめん」


腕時計を見ると深夜1時。

私は立ち上がり部屋を出ようと玄関に向かった。



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