ヒレン
「どうぞ。お荷物お持ちいたします」


天体観測を目的に来る様々な年代のお客様たち。忙しく動き回る。


客足が途絶え、事務所に戻ると優太が来ていた。誰もいない空間


「優太。きてたんだ」



「ああ。お疲れ。どうだ?」



1歩ずつ、近づいていく



「心配しなくてもいいよ。大丈夫」



満面の笑顔でこたえた。



「舞子」



瑛子の呼ぶ声がする。



「行ってくるね」



小走りで事務所を後にした。
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