くちびるの純情 薬指の約束
17歳 冬

雪聖夜

「あ、降ってきた」


病室のカーテンを閉めようとすると窓の外では雪が降り始めてきた。




「ホワイトクリスマスだね」



「珍しい訳ではないだろ」



「まぁね」







目まぐるしい文化祭も終え気がつけば終業式




私はいつもの様に純也の病室にいた。




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