私を愛して
パンプはサイドのジッパーをさげて、あらかじめ渡された焦げ茶色のタイツをはいた、私の足を中に入れた。
?!
「まぁ!」
パンプスとは少し違う!
ヒールはあるけど、安定感がある!
「可愛い!」
「当たり前だ。俺が選んだんだから」
両方はくと服にあって
とっても女の子らしい。
「髪の毛も横で結びなよ」
するりとパンプは私の黄金の髪を手に取ると、引っ張って雑貨屋に入った。
「いたいいたい!」
「この服装にこの髪型に合う髪飾りありますかぁ?」
「え…あっはい。少々お待ちください」
また私1人待ちぼうけにさせて…
パンプが後ろを向いた間にあっかんべしてみる。
そしたら、何かを感じ取ったようにパンプがこちらを向いた。
一瞬で顔を戻し、ニコッと笑って手を振る。
フン!これでもプリンセスなんだから!
でも
楽しいわ
パンプはなんで私の嬉しいことを全然当てるのかしら
不思議だわ
好きー・・・
彼の真剣な瞳が大好き。
彼の笑顔を見ながら、彼が好きだと実感する。
「これはいかがでしょう?」
店員さんは私の髪の毛を横に流すと、キュッと軽く一つにくくった。
「ん。いいんじゃない?そのまま付けていくよ。はい」
「お買い上げ有難うございます」
?どんな髪飾りなのかしら。
私は近くにあったガラスに自分の姿を映す。
「わぁ・・・」