私を愛して
歩くたんびに揺れる服。
長い黄金の髪の毛を軽くハートがたくさん付いた髪飾りでくくられている。
「可愛い…」
「ほら。行く人が皆、お前を見てる」
私をクルリと回転させると道の方へパンプは私の顔を向けさせた。
ちらちらとこちらを見ている女の子
男の子。
「何で?」
「……お前があまりに美しすぎるからだ」
パンプは初めて
満面の笑顔を見せた。
ドキン
跳ねる心臓は
まるで小さな星の粒みたいで
恥ずかしくて
キュウッと感じた。
顔が火照ってるのが分かったから
「ねえ!水族園に行きましょ!」
そういって、照れを隠すように私はピョンと跳ね上がった。
「水族園~~~~?!?!おいおい、さっきは遊園地じゃなかったか?」
「この格好をみて気がかわったの!」
参ったといいながらも機械を探り始めるパンプ
「何?その黒色の」
「なにいってんだ?!ケータイだよ」
けーたい?
何それ。
お菓子?
クッキー?
クッキーには薄いわね…