私を愛して
そんな楽園、あるわけないんだけど。

 「ストロベリー…チョコレート…メロン…」

 「メロン?!」

 「ん?」

 「メロン!メロンがいい!絶対メロン!」




今までで一番反応をしめした瞬間だった。

普通イチゴだろう…

 「メロンって…子供くさっ!」

 「なっ!」

 「お前にはこの頬みたいなストロベリーが似合うと思うけど?」



ツンッと頬をつつく。

すると、ラヴの頬はすぐピンク色に染まる。
さっきからずっと止まらない、心臓の高鳴り。

 「い…いいでしょ?別に」

頬を膨らまして勝手に注文するラヴ。


自分勝手で

扱いにくい大変なラヴ。

でも俺は










彼女にほれた。







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