アナタだけのお姫様

「……今何時?」


「んー? 八時半だけど」


「もうそんな時間か~」



 ご飯食べたり着替えたり髪巻いたり……ギリギリかもしれない。


「てか、自分の部屋で寝ないとダメだよ」


「だってさーそんな可愛い寝顔を見せ付けられたら、一緒に寝ずにはいられないって」


「そんな男の子みたいな発言しないの! ほら、下にいこう」


 そうやって当たり前の様に手を差し出してくれるところが、王子みたいでしょ?


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