霊務
【バカ再びー7】
ここからは少し
昨日の話にさかのぼって
見てみよう。
阿部達三人は、
恐怖に顔をひきつらせて
廃校を飛び出した。
「おい!札夫!
札を回収してる場合じゃ
ないだろ!
逃げるぞ!」
札夫は逃げながらも、
落ちている札を
拾い続けていた。
「だって阿部ちゃん!
札がないと怖いんだもん!!」
全ての札を礼子に
使い果たして
手持ちには一枚も
残っていなかったので、
札夫は懸命に回収して
いた。
「ハアハア、
でも阿部ちゃん…
ここまでくれば、
もう大丈夫だよ…」
息を切らした山田は
そう言い、
呼吸を整えた。
一旦冷静に落ち着かせた
三人だが、
山田はあることに
気がついた。
「ウヒ?おい札夫。
お前の持ってるソレ、
札じゃないんじゃないか
??」
見ると、
札と間違えて拾ったのか
一枚の写真が混ざって
いた。
「ん、本当だ。
なんか写真みたいだ、
どれどれ…」
札夫と山田の2人は
写真を見ると、
その表情はみるみる内に
青ざめていった。
そこには、
先程廊下で見た、
目の真っ赤な恐ろしい霊
(礼子)
が写っていた!
ここからは少し
昨日の話にさかのぼって
見てみよう。
阿部達三人は、
恐怖に顔をひきつらせて
廃校を飛び出した。
「おい!札夫!
札を回収してる場合じゃ
ないだろ!
逃げるぞ!」
札夫は逃げながらも、
落ちている札を
拾い続けていた。
「だって阿部ちゃん!
札がないと怖いんだもん!!」
全ての札を礼子に
使い果たして
手持ちには一枚も
残っていなかったので、
札夫は懸命に回収して
いた。
「ハアハア、
でも阿部ちゃん…
ここまでくれば、
もう大丈夫だよ…」
息を切らした山田は
そう言い、
呼吸を整えた。
一旦冷静に落ち着かせた
三人だが、
山田はあることに
気がついた。
「ウヒ?おい札夫。
お前の持ってるソレ、
札じゃないんじゃないか
??」
見ると、
札と間違えて拾ったのか
一枚の写真が混ざって
いた。
「ん、本当だ。
なんか写真みたいだ、
どれどれ…」
札夫と山田の2人は
写真を見ると、
その表情はみるみる内に
青ざめていった。
そこには、
先程廊下で見た、
目の真っ赤な恐ろしい霊
(礼子)
が写っていた!