霊務
【バカ再びー8】


これは、
初めて礼子が、
霊務をした時に写った
写真である。










「ヒ!ヒィ~~~~!!!!!!!!!」









2人は
そのまま写真を投げ捨て
逃げ去ってしまった!









そう言えば、
一番最初の若者達も
こんな風に写真を
投げ捨てていたのを
覚えている。







「お、おい!?」








疲れて道端に
寝っ転がっていた阿部は
そのまま取り残されて
しまった。









「マジ全くどうしたんだ
アイツら……

…ん?」








2人の捨てていった
写真を拾い、
阿部はジッと見てみた。








「……………」









阿部は固まっている。








それは、
先程見た霊の恐怖に
固まっているの
だろうか…?








いや、違う…

阿部は…










「…マジよく見ると……









カワイイじゃねえか…」














惚れてしまった
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