霊務
【ヤツらとの戦い!ー36】


校内は地響きが続き、
崩れ落ちるのも時間の
問題だ。






「ハアハア…
お、見えた…!」






階段の上に最後のドアが
見え、
サキは勢いよく扉を
開けた!






サキが屋上に昇ると
礼子達が待っていて
くれてた。








「んもう!
遅いよサキ!!
いるのよね~
こういう訓練に
ダラダラ遅れてくる
クラスが」








だから
訓練じゃないって……








とにかく全員揃った。







「よし、みんな!
崩れる前に行くよ!」








…と
サキの合図で
全員が
飛ぼうとした瞬間…







ピキピキピキ!!!








サキの足は固まってしまった!!







「な……!!!!」








見ると、
足が完全に石化している








こ、これは……!!!!








その瞬間、
ピアノの音色が聞こえた









ま、まさか……!!








屋上の手すりの外に、
二つの影が浮いて
いるのが見える…







「フフ………
逃げようなんて
そんなことさせないわ」







ゴーゴン!







「愚民が…
生きて帰れると思うなよ」







ネクロ!









ゴウ!!!







突然
屋根から炎の火柱が、
天に向かって
突き抜けた!








その燃え盛る炎の中から
不死鳥のように
ヤツが蘇った!!








「ヒヒヒ火ヒ!
皆殺しだ!!!」








ファイア!!









この屋上に
最強最悪の3人が
揃ってしまった…
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