【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜

「なぁ〜昴、文字が多過ぎて読めねぇ」

待て。
読め。

「多いのは当たり前でしょ?ほら、まずは読むよりも、文と文を接続してる言葉を囲んでみるの。例えば…『しかし』とか『つまり』とか。じゃ、やってみて?」

辰志はきちんと丸で囲んでいく。

「そうそう。大概は、その丸で囲んだとこから下の文が、キーワードになる場合が多いの。後、『言い換えると』とかも重要だね。で…この四角1の問題ね?【傍線部1の『父にはそれが1番の薬だった』という文の『それ』とは何かを書け】でしょ?だからこの文の前3行、後3行に注目するわけ」

「そうなると…『俺には酒があんだから』って父親が言ってるとこの『酒』が『それ』になるわけか?」

「そう!やるじゃん辰志!!」



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