【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
ガチャッ
ん?
「失礼致します」
この声は…神田だ。
貴方も…チャイムは?
「鳴らしておりません。お取り込み中のところ、申し訳ございませんが…昴様、資料でございます」
「え?あぁ、ありがとう」
神田め…私の心の疑問を即座に読み取ったな?
流石、エリート執事。
「それと…ここで試合をすると、寮が半壊致しますのでお止めください。茅玻琉様も反省していますし、ドアの修理もすぐに手配致しますので、今回はわたくしに免じて、大目に見て頂けないでしょうか」
神田…やっぱり優し〜!
まぁ…神田に言われたし、ここは…ゆ〜るそっと。
「「「(半壊!?)」」」
3人は驚きを隠せずにいた。
「全く…神田に感謝しなね〜茅玻琉」
茅玻琉は涙目で、
「かっ神田ちゃーんっ(泣)やっぱお前、超いい奴だな!」
神田に抱き着いていた。
「では、茅玻琉様をお送り致しますので、失礼致します。昴様、ご用がおありでしたらお呼び下さい。それと、財閥のパーティーが2日後に行われますので、詳細は後日お話致します。日にちはどうなさいますか?」
「んー…明日の夜でいいよ」
「承知致しました。今回のパーティーには、羅々様もお連れ致しますので」
「了解。じゃあまたね」
「はい」
神田は茅玻琉を回収して、一礼し、去って行った。
「「「「(ところで、試合って何なんだろう?)」」」」
皆は、最終的に疑問を抱いていた。