【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
そして教室に戻り、私達はさっきの暴力事件の反省会。
そろ〜りそろり…
足音をたてないよう、逃げ出そうとしている羅々。
逃げようとしても、無駄なんだからね。
「…………羅々」
私が若干低い声で言葉を放つと、一瞬でビクッとなる羅々。
恐る恐る振り返ってきて、
「なっ何?す〜ちゃん…」
怯えたように顔を引き攣らせた。
「そこに座れ」
私は顎で、近くの椅子を指す。
「はっはぃ〜(泣)」
早くも泣きそうな羅々。
それを見守るクラスメートの男子達。
「「「「「(えっ?何このムード…)」」」」」
正直クラスメート達は、反省会の序盤でこのムードに耐え切れずに居た。