王子様は寮長様


そのセリフに涙がとめどなく溢れてきた。


こんな私を想ってくれた人がいる。

娘だと言ってくれる人がいる。

“父親”になろうとしてくれる人がいる。


なんて…

なんて私は幸せ者なんだろう。


それだけで十分だ。




私は声を絞り出すように言った。



「ありがとう。“お父さん”…。」











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