―優しい手―




まだ夜が明けない 朝の4時



ハヤトに教えてもらった―その場所は 繁華街から少し離れた人気の少ない裏道にある 使われていない三階建てのビルの一角にある事務所だった



ビルの様子をみていると 2階の部屋からはうっすらと明かりが見える



あそこにシュウは居る



そう確信した私は シュウの元に急いだ



階段を上がっていくと 黒ずくめの男がドアの前にいた



不意をつき その男を倒して、中に入った



中に入るとシュウの姿はなく 男がいた



“シュウはどこだ?”



静かに忍び寄り男の首に ナイフを当てる



“シュウなんてヤツは知らないな…”



首のナイフをギュッと押し当てると



“バカなヤツだ。”



後ろから カタッと音がしたと同時に頭に何か衝撃を感じた




倒れ込み、頭を押さえ薄れゆく意識の中で シュウの姿が見えた気がした




こんなハズじゃあなかったのに… 何やってんだろ私…







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