心から好きと言って【完】



目には涙が浮かぶ。




「俺は留果を見てるよ?」




クスリと笑う康太。




「留果を奪いに来るためにね。あんな男、留果には合わないよ。合うのは、俺だけ。」




「・・・・・」




嫌・・・・。




やだ・・・・・。




「今日は挨拶だけだから、留果待っててね?あいつに話したら、ただじゃおかないから・・・」




そう言うと私の両腕を離した。




・・・・今日、聞こえた声は・・・・・。




間違いじゃなかった・・・・。




康太・・・。




しばらくすると、将が帰ってきた。




将・・・・。




「・・・・なんかあったか?顔色わりーぞ?」




「な・・・何でもないよ・・・」



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