心から好きと言って【完】


「・・・・ぇ・・・!」



知らなかった



康太は話しつづける



「俺じゃ、ダメか?なぁ・・・?」


「・・・そんな・・・」



視線を反らす



いきなり、唇に触れた・・・



・・・康太・・・!!?



「・・・そーゆー仲だったのかよ・・・」



え・・・!?



保健室の入り口には、鞄をふたつ持った将



一言そう言うと、保健室の扉を閉めた



「・・・ぁっ・・・違っ・・・・違ぅ・・・違ぅ・・・」



私はベッドから飛び降りた



怪我をした膝を引きずりながら、将を追いかけた



「将っ・・・将っ・・・!」



廊下を歩く将を呼ぶ



泣いちゃダメ、泣いちゃダメ・・・!!



「将っ・・・」


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