心から好きと言って【完】


将は止まらない



生徒玄関を出ても、校外にでても、将は歩いていく



「将っ・・・あれは・・・違うの・・・」



将についていく



家についた



入ると同時に、将がタオルケットを投げてきた



「ウザイから寝てて」



・・・ウザイ・・・?



「ごめ・・・んなさい・・・」



嫌われたくないよ・・・



でも・・・、これって少し違う・・・



私はベッドに潜りこんだ



案外すぐに寝てしまった



「・・・ん・・・・」



目が覚めたら、部屋が暗かった。



・・・ぁ・・・、将・・・いないんだ・・・。



寂しくなった。



やっぱり・・・・、他の子のとこ行くんだ。



・・・康太・・・なら・・・違うのかな・・・。


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