私は嘘で出来ている。
「私…新菜も有本君も、どちらも好きだから…諦めない。女の子になっても、新菜のこと諦めないんだから!覚悟しててよね!」


「ガァちゃん…!」


新菜が力一杯抱きしめるから、ちょっと苦しかった。


だから私も抱きしめ返してやった。


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