はつ恋

二人の思い

帰り車の中で佳祐を待ちながら眠ってしまた。


車の窓を叩く音。私は慌てて起き鍵を開けた。


「ごめん寝ちゃったみたい。」


「待たせちゃったな。何処でご飯食べて帰るか?家には電話した?」


「さっきした。佳祐待ってから遅くなると言ったよ。」


「なら大丈夫だな。何処へ行きたい?」


「何処でもいいけど、二人でいるとこ見られたらまずいよね。」


いつも気にしなくてはいけない。付き合ってる事隠し続けるのは本当に大変。


「俺もうみんなにばらしたい。俺は森島亜子が好きだ。って叫びたいよ。」


佳祐そんな切ない顔しないでよ。


結局私たちは、ドライブスルーでハンバーガーを買って車の中で食べた。


佳祐は私を見ようとしない。

佳祐何を考えているの。


私を見て!


私は大丈夫だから。



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