噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
「・・・それから?まだビッグニュース、あるの?私、もうヒロは卒業しよーかと思って。大好きだったけど、clashは大切な思い出として胸の中に秘め・・・」

「小春~っ。そんな風に自分を押し殺さないの!」

「違うのぉ、ガマンしてるワケじゃなくぅー・・・」

「いーじゃん、私はタツもclashも諦めないよ!また、いつか再結成してくれるコトを願ってる」




clashを好きだった友達は、そう言って満面の笑みになっていた。

・・・だよねぇ。

私だって、昨日晴弥に会ってなければ

そう言ってたかもしれない。




あー、憂鬱だぁ。

諦めたいのに、こーやって周りが騒げば騒ぐほど

ブルーになっていくよぉ。






ガラ




突然、教室の扉が開いた。

ん?

先生、まだ時間早いよ。




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