噂の彼の甘い罠†アイドルと秘密の同棲
先生はニコニコしながら教室に入ってくる。

「座りなさーい」

先生の声に合わせ、椎名ちゃんや私、クラスに散らばっていたクラスメート、みんな慌てて席に着いた。




ご機嫌ですねー。どしたんだろ。先生いつも朝はピリピリしてるのにぃ。





朝礼がすむと、先生が私を呼んだ。

「増田さん、今から職員室に来なさいね」

え。

職員室ぅ!?

呼ばれるような、悪いコトしてませぇん。



ビクビクしてると、椎名ちゃんが私の代わりに返事をしてくれた。

「はーいっ!責任持って、私が連れて行きまーす」

「1時限目に間に合うようにね、私は先に行ってるわ」

先生はそう言うと、教室を出ていった。






「こらー、小春。先生に逆らったらダメだってば。毛嫌いされるとセーセキに響くよぉ?あの先生ひいきするので有名なんだからぁ」

「はぁい」




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