夏雪~なつゆき~
「ガチャッ」
ポケットに手を入れ歩き出す。

街を照らしているのは、街灯と月、時々通る車だけだ。

吐く息は白い。

「やっぱ、彼女欲しいなぁ…」

俺に彼女がいないのは理由がある。

今まで幾度と告白を断ってきたが…。
面食いの俺にビビっと来る美人はいなかったのだ。
「世の中の30%の女は抱ける」

こういうとストライクゾーンは広そうだが、世の中は3:7で[美人]と[そうでない人]に分けられるらしく(流談)要するに美人じゃないといけないって事だ。

そんなこんなで、俺には彼女がいない。

やっぱり無機質なポケットじゃ、手は冷たい。

「彼女、作ってみるかな…。」
誰かに言う事もなく、1人呟く。

「ギュルルル…」

それより、は、早く飯…。
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