溺愛結婚!?~7つの甘いレッスン~
とりあえず、テーブルについた私達。一応シャワーを浴びて気持ちもすっきりした濠とご飯を食べる事に。

さっき、いろいろ話をしたくて興奮気味の私をなだめるように軽く抱きしめた濠は、

「早く透子の飯が食いたい。一週間飢えてるんだからエネルギー補給しないとな。
それに、どういう話になっても結論は一緒だから。俺は透子を離さないし嫁さんにするって決めてるから、急がなくてもいいだろ」

ふふんと笑う声を耳元に聞いて、体がドキンと震えた。

知っててわざと低い声で囁く濠をちらりと睨むと、かすめるように唇を落としてきた。

「シャワー浴びてくるから飯頼む」

私の背中をゆっくりと撫でて、名残惜しそうに体を離した後、のんびりシャワーに向かう濠の背中は妙に余裕…。

「結論は一緒って…」

取り残された私は、濠の背中に少し悔しさも感じたけれど。
結局濠の為に朝食を用意しながら幸せな気持ちになった…。

そして。

テーブルについた濠を見ながら、一週間離れていた寂しさと聞きたい事がたくさんありすぎる焦りで何から話していいかわからなかった。

「透子の味噌汁がのみたくてたまんなかったな。
帰るのが待ち遠しくて思わず早い便で帰ってきたもんな」

「は…?そんな理由で早く帰って来たの?」

「そんな理由って…俺には大きな理由なんだけどな…」

くくって笑う濠は、大好きな卵焼きを頬張りながらからかうように私を見た。

「まぁ、味噌汁飲みたいってのは本音で嘘じゃないんだけど。
こっちでトラブルがあって呼び戻されたんだよ。

ま、研修も一通り終わってたから喜んで飛行機に飛び乗ったんだ」

「トラブル…」

「あ、大した事じゃないから大丈夫。
帰ってくるまでもなかったんだけど、早く透子抱きたかったからちょうど良かった」

ふふん…と軽く言う様子が爽やかに聞こえるけど、内容は…照れて何も言い返せないくらいに露骨…。

抱きたいって…。

思わず俯く私は体中熱くて固まってしまった。
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