溺愛結婚!?~7つの甘いレッスン~



結局、式は神前で…。
これは母さんの希望らしくて濠も賛成だから…という事で決定。

白無垢と色打掛を決めた後に、綿帽子か角隠し…を決める時にも濠は

「透子の顔がはっきり見えるように角隠しがいい」

と、さっさと希望を出してきた。
特にこだわりのない私には反対する理由もなく、
これも決定。

披露宴のお色直しで着るウェディングドレスとカクテルドレスは私が気に入った物にすんなりと賛成してくれたせいか、これもあっさりと決定…。

佐賀さんはじめ係の女の子達はその決断力にかなり驚いたようで、本当にこれでいいのかと何度も確認してくれた。

私も、あまりに簡単に決めてしまったようで不安もあるけれど、気に入った衣装に運良く早く出会えて良かったとホッとしたり…。
一方ではまだまだ決めなきゃいけないたくさんの事を考えると焦りもあったり…。

傍らの濠は、他人の結婚式を見慣れているからなのか終始落ち着いていて楽しんでいるようにも見える。

「じゃ…これからのスケジュールはここに書いてある通りなので…とりあえずは招待客のリストをお願いしますね」

「わかってるよ。
急いで作るけど、透子がこんな時期に有名になったから…会社の方とも調整する時間が欲しいからな…来週末までくらいでいいかな」

「あ…そうですね…。
なら尚更早めにお願いします。当日混乱しないように配慮しないといけませんからね」

優しく言い聞かせるような佐賀さんはこれまであらゆる事を経験しているのか、何かを考えながらも焦るようでもなく。

「まぁ、おめでたい席ですからね。せいいっぱいお手伝いします。
大丈夫です」

力強い言葉をかけてくれた。

…それにしても。
わからないのは。

「…私が有名になったって…今日の吉井さんとの記事…?」

不安な声をごまかす事もできないままに、濠に尋ねると、ふふんと笑う瞳と出会う。

「まあ、今日の記事は余計なんだけど。
有名ってのは設計デザイン大賞とったって事。
今までよりも繋がりを大切にしなきゃいけないしがらみもあるんじゃないかって思うんだけど…

違うか?」
< 225 / 341 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop