キミとの恋の課外授業

「その子、省吾さんの知り合いなんすか?」


あたしの顔をマジマジと見ながら言う竜二さんって人。


「そっ。だから、コイツには手を出すな」


あたしの頭をポンと叩いて省にぃが言うと


「省吾さんに言われたら仕方ないっすね」


と、アッサリと言う事を聞いて


「ほれ、行くぞ」


納得いかない様子の他の怖いお兄さん達を引き連れて、竜二さんって人は


「じゃあ、省吾さん。また遊んでくださいよ」

親しげに手をヒラヒラさせて言うと


「お前がマジメになったらな。いい加減落ち着けよう」


省にぃも、手をヒラヒラさせながら言った。




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