キミとの恋の課外授業

しばらくマシンガンみたいに喋りまくったお母さんが落ち着いた頃


「おばちゃん、ごめんね。俺達の事黙ってて。俺、本気で里沙の事好きだから。俺達の事、認めてください」


ペコリと、お母さんに頭を下げる省にぃ。



そんな姿に、あたしの心はもうキュンキュンなって。



幸せオーラが、あたしを包み込んでいた。


「まぁ、省ちゃん。当たり前じゃない。里沙の事、これからもよろしくね」


お母さんは、そう言うと、あたしを見てニコッと笑って


そのままキッチンで後片付けを始めた。


お母さんに認めてもらうってことが、こんなに嬉しいことなんだね。

「良かったな」


ニカッと笑った省にぃに「うん!」と最高の笑顔で微笑んだ。



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