僕の夢、君の約束。
私はちらりと教室を覗く


まだ少しまばらなそこには

同じクラスになれたと
笑い合っている子

初めてのクラスメイトと
新鮮な挨拶を交わしている子


これから始まる新しい生活に
みんなウキウキしている



その中で独りぽつんと
誰とも会話をせず
ただ本を読みふけるアイツがいた


なんだかそこだけ
周りと温度差が激しくて
地味なくせに完全に浮いていた



「心、入る?」

「……う、ん」


いつまでもここで
こうしてる訳にはいかない


私は教室へ一歩踏み入れた
< 7 / 7 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop