先輩王子のちょっと危険な甘い罠
図書室のドアを開けて中を見渡す


図書館と違い、辺り一面茶色


机はグレーで暗いイメージ


ハァ…


溜め息をつきながら、図書館と比べた私が悪かった…と自己反省


私はいつもの場所に机を置いて、先輩が来るのを待った


先輩、ホントに男が好きなのかなぁ?


図書館に寄っていたからいつもより待たずに、先輩が来た


「あ〜今日は疲れた〜」


「今日、何かあったんですか?」


「ん?まぁな〜俺、モテモテだから」


先輩が口角をあげる


「告白されっぱなしの1日だったとかですか?」





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