先輩王子のちょっと危険な甘い罠
「あ、俺のこと良く覚えてたね!3年って知ってたの?」


「い、いえ…何となく…」


ドロボーの顔、忘れるワケないし、アンタみたいなバカ知らないっつうの!


「へぇ〜知らないのに、良く3年のところに来れたね」


「はい…お金、返してもらいたい一心で」


「あっまだ言う?だから、使っちゃったの!ナ、イ、の!」


自分を正当化するコイツにムカついた


「少しずつでも返してください」


そうだよ。少しずつでも返してもらわなきゃ


「それはいいけど…でも、それには条件があるよ?」





< 19 / 257 >

この作品をシェア

pagetop