先輩王子のちょっと危険な甘い罠
「ホント…先輩のせいで琉衣に変なこと言っちゃったし、電車の中ではポテトの匂い、充満させて笑われたし…」


「マジで?ハハ!ワリィな〜」


先輩は歩きながら紙袋を持ち、中を開けた


「おっ!イイ匂い!食おうぜ」


「え?私はいらない」


「なんでだよ!」


先輩はポテトを1本つまみ、私の口元に持ってきた


「さっき食べたから!」


「1本くらい食えよ」


「ヤダ!太る」


無理矢理口に入れようとする先輩に負け、私は何故か口を開けるハメになった





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