先輩王子のちょっと危険な甘い罠
「ああいうの、いいよな〜」


「ああいうの?」


「いや…ラブラブな彼女がいて羨ましいなって思っただけだ!気にするな!」


先輩は食べ終えたラーメンの容器をカウンターに戻しに行った


私も急いで片付ける


「じゃ、カラオケ行くか?」


「え?誰と?」


「俺と!」


「え〜先輩と2人で?」


私はわざと、嫌がるような言い方をした


「嫌なら帰る?」


「別に嫌じゃないけど…」


「慎一達、呼ぶか?」


「私、あの先輩、ちょっとまだ慣れてない…」





< 224 / 257 >

この作品をシェア

pagetop